■ メンタルヘルスアクアリウム         1/7
【アクアライフ1995年1月号より】

 アロマテラピー、環境音楽、各種リラクゼーション施設の人気など、近頃話題を集め注目されているのは癒し″効果のあるものばかりである。現代社会を生きていくには、何がしかのストレスが溜まるものだが、ここにきてその解消法として、より精神面への関心が高まってきていると思われる。
 そしてここ数年、リラックス効果のあるものとして、アクアリウムを始めた人達が急増しているという。確かにロビーに水槽を置いている病院はかなり多く、精神科の治療にアクアリウムを取り入れているお医者さんもいる。それは、環境音楽や環境ビデオによるリラクゼーションと同じ理由ではあるが、アクアリウムの方がより実物でその効用は私達が知っている以上に高いものであるからではないだろうか。

 しかし、イメージとして私達が描いている効用だが、実際にアクアリウムとは私達の精神にどんな影響を及ぼすものなのだろう?水槽を眺める≠ニいうだけに限らず、アクアリストである私達の精神に、その効用とはどのように働きどのように表われるのか。

 94年の3月〜6月にかけて、観賞魚用飼料・関連器具の発売元、ワーナー・ランバート株式会社テトラ事業本部は、日本医科大学心理学教室助教授・杉浦京子氏と佼成病院小児科医長・近喰ふじ子氏と共同で、熱帯魚を一定期間飼育することによる精神療法上の効用を研究するための実験を行なった。
 この実験は、私達のイメージとしてだけのアクアリウムの効用を科学的に立証した画期的なトライアルである。
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