■ メンタルヘルスアクアリウム         2/7
■実験への準備
 今回の研究で被験者となったのは、比較的類似した生活環境を持つ平均21.4才の男女(女性8人、男性6人の計14名)で、彼らは熱帯魚飼育グループと非飼育グループに分けられ、飼育グループの自宅には実験期間中、熱帯魚飼育セット(水槽・器具・魚・水草)が設置された。
 飼育グループの7人は、1人が以前熱帯魚飼育の経験があるだけで、他の6人は今までさして熱帯魚に興味を持っていた訳ではないという。

 そして、研究のため両グループに共通したストレスを与えなければならないということで、実験期間中彼らは毎日午後9時から30分間、クレペリン検査の作業(数字の足し算)が義務づけられた。
 さらに飼育グループにはこの作業の後、最低30分間水槽を見て、その後アクアリウムの観察日誌をつけることが、非飼育グループには何もせず作業日誌をつけることが課せられた。

 さらに飼育グループと非飼育グループで、その変化にどんな格差が生じるかを検査することによって、熱帯魚飼育による生理的・心理的な影響を浮き彫りにすることを目的とするため、両グループに対して実験期間の前後に、杉浦肋教授が心理面でのヒアリング・チェックを、近喰医師が生理機能(心拍数、血圧値、尿中ホルモン検査、脳波)の測定を実施した。
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